編集委員会の見解の開示


このページでは、編集委員会に寄せられた意見や質問の中から、編集委員会の見解とあわせて公表することが有用であると思われるものを取り上げ、投稿者、編集委員、査読者の参考に供することとします。
【案件1】スポーツパフォーマンス評価に係る投稿の取り扱いについて
<意見・質問の内容>

コーチング領域では一人々々のトップ選手のトレーニングやパフォーマンスについて研究することが多くある。この種の情報は他のコーチ・選手にとっては重要で、さらに一般的な研究に発展させるシーズとしても貴重である。しかし、現在そのような研究を発表できる雑誌がほとんどない。n=1 あるいは少数であることを理由に受け付けられない。『スポーツ科学研究』はこのような投稿を受け付けるのか?

<編集委員会の見解>2018 年11 月7 日

  1. 質問にある「パフォーマンス評価」は、学術誌によっては受付られないことが確かにあると考えられる。
  2. 本誌は、学術院がそうであるように、学術の領域横断的なものであることを旨とする。したがって、個別の学術領域を背景とする一般的な学術誌とは違い、学術論文の方法論を一定の範囲に限定することはしない。これまでもそうであったと言ってよいだろう。
  3. よって、パフォーマンス評価に係る投稿について、他の投稿原稿と同様に受け付ける。
  4. なお、事例の少ないパフォーマンス評価であることを理由として受付を拒むことはしないが、投稿原稿を受け付けるか否か、受理するかどうか、種別(論文/資料)をどうするか等については他の投稿原稿と同様に取り扱われる。